駒込西エリア
Area information

駒込西のエリア情報


 染井の名で古くから知られていた駒込界隈ですが、とくに西福寺や染井霊園のあるこの地域にその面影が強く残されています。染井通りと呼ばれる霊園に続く道があり、かつては大名の藤堂氏が治めたあたりだといわれて、町屋も多く連ねていました。その広域が効してなのか、現在は都会にめずらしく土地の広いゴルフガーデンがあります。また旧丹羽家住宅蔵と丹羽家下屋敷裏門の残る公園では、かつて拾い土地を持った大名の遺構を感じられることでしょう。


 霊園には岡倉天心や高村光雲・光太郎・智恵子、水原秋櫻子など多くの著名人が眠っています。駅前からは高く台地になって静かな場所でした。隣接する巣鴨界隈も含めてこの一帯は植木産業が盛んでありソメイヨシノの品種が発祥であることはあまりに有名なことですが、染井という名前の起こりも衣を染めるのによい水の湧く土地であったことに由来したという説もあり、水に恵まれながらはけも良い土質が園芸や植木に向いていたのでしょう。


 


 




 駒込駅周辺にはいくつか商店街が存在しており、新旧混ざり合った店構えをしています。今は暗渠となった谷田川の谷にあたる霜降橋近辺の商店街と、染井銀座と呼ばれる通りはこの暗渠を利用して作られています。かつて谷田川は文京区にある根津を通り、上野の不忍池まで通じていました。大きなスーパーマーケットや商業施設はなく、活気のある商店街は住む人の生活をずっと支えてきたようで、新しく駒込にお店を開いたカフェのオーナーに十数年とこの地に暮らす人々は住みやすいと話してくれたそうです。線路の向こう側にはアザレア通りに続いているさつき通りと呼ばれるあたりには戦後から存在しているような佇まいで、こじんまりとした店が立ち並ぶ独特の雰囲気を持っています。霜降橋交差点のある本郷通りを挟んであちらとこちらでは大名屋敷の存在した山手の雰囲気と、田端上野に通じていく下町の雰囲気がぶつかりバランスを保っているようです。


 


 


 


 


駒込エリアの地形情報


国土地理院の土地形成図*を参考にすると、駒込エリアは関東にまたがる武蔵野台地の東の端に位置しています。更新世段丘と呼ばれる、比較的地盤の安定した土地を形成しています。さらに駒込エリアを拡大してみると、先ほどの台地の隙間は切土、盛土した造成地である低地で構成され、高地と低地の空間性を都市に与えています。そうした土地には坂が多くあり、坂を上りつめると歴史文化的な要所にたどり着くことがあります。そういった観点で街を歩いてみるのも面白いかも知れません。


また、東京都土木技術支援・人材育成センターの液状化予測*からは安定した台地であるため液状化に対しても強い土地であることが言えます。黄色の範囲は液状化の可能性がある地域としています。この評価は三段階ある液状化の評価の二番目のものになります。駒込エリアのほか地域は液状化の可能性が低い地域と評価されており駒込エリアを全体で見ると液状化に対し安全な地域であることが言えるのではないでしょうか。


 



 



*参考URL


東京の液状化予測図


http://doboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouhou/ekijyouka/layertable.aspx


URLをクリックし次へ(利用上の注意事項)をクリックすると予測図と主題図から見たい情報を重ねた地図を作成することができる。


 


国土交通省ハザードマップポータルサイト


https://disaportal.gsi.go.jp/


洪水、土砂災害、津波、道路防災情報から重ねる地図を作ることができる。


 


地理院地図https://maps.gsi.go.jp/#5/36.104611/140.084556/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1


上記を上回る情報リストを備えた重ねる地図。複数の情報から地図を作ることができる。情報リストから知りたい情報をクリックすると即時地図に反映。自分の知りたい地域をズームしたり、地図を透過させたりして自分なりの見せ方で表示することができる。