桜キッチンカフェ

駒込駅を北口に出て、大國神社の横道を進んでいくと、スイス生まれの西洋漆喰で白くととのえられた建物が見えてきます。いくつもの種類の材木が使われてほぼ100%を木造にこだわって建てられたのは、女性やファミリーを中心としたお客様の利用を目的とし、やわらかい雰囲気になるようオーナーがこだわったものです。

十数年前からこの地に住んでいたというオーナーは食事を作ることやもてなすことが好きで、またリタイア後に何か自営で始めたいと考えられていたことが実現してできたお店で、今年で開店3年目になるそうです。コンセプトは町の自慢のキッチンカフェ。近所の人々が日常的に何度も利用し、他の地域に住む人が駒込を訪れた際に連れ立って自慢したくなるお店でありたいと話してくれました。

 

現在の主な客層は30~40代の主婦で、小さい子どもを連れた人が多いそうです。子どもを連れてきても迷惑がられない、安心して連れていくことのできる店づくりを意識されており、木で作られた席の一つにはキッズスペースがあります。

開店当初はスイーツを中心にスタートしましたが、徐々にフードやアルコール類の提供を増やしていき、今は本格的な料理と絶品の手作りスイーツが楽しめるお店になっています。女性や子どものお客様以外にも、男性や外国人の利用が増えるよう、新規メニューの開発やメニューの英語化を進めているようです。

 

 

フードメニューも原材料や調味料は本格的で一流のものをこだわって使っているそうで、それをリーズナブルな価格で提供し地元の人々に喜んでもらいたいと静かに話すのは、昔からこの町が移り変わっていく姿を住んでみてきたオーナーのいちばん強い理念に感じました。

その理念は内装にもあらわれており、1階にある注文スペースの床はこだわりのある桜の模様です。ソメイヨシノ桜の里で知られる通りは、染井通りと呼ばれ、進む先には染井霊園のある通り入口に建つお店として、シンボルの花を桜にしたとオーナーが話してくれ、デザインやタイルの加工から貼り付けまで、お店で自ら行ったそうで、花びらのかたちや色がていねいにかたどられていました。

2階へ通じる階段には本や知恵の輪が置かれ、自由に使えますので一人で行っても退屈することなく時間を過ごすことができるでしょう。

所在地: 東京都豊島区駒込3-1-16